タイトル「返済 文治」

「んっ…ん……んっ………!」
文治の尻には今、男の勃起したモノが突き刺さっていた。

騎乗位になって相手を受け入れている最中なのだが、今日の男は満足させるのに時間がかかってしょうがない。
最初は口に含み丁寧に舐めて、同時に袋を揉みしだいた。
こっちは全裸で相手は下半身だけ裸な状態だ。
『ふっ…ぅぅ………ぅっ…』
男は我慢するような声をあげると何ともなかったモノを勢いよく勃起させたのだった。

そこまではいい。
だがそれからが時間がかかって仕方なかった。



文治の尻の中には、もういつでも相手を受け入れられるように偽物のモノが突っ込まれてあった。
だからそれを引き抜こうとしたのだが、相手はそれを許さずに仰向けになるとそれを抜き差しするように命じてきたのだ。
『ぇ…?』
『だから男を受け入れてるみたいにやってみて』
『ぁ…はぃ……』
言われるままに偽物のソレを使って相手の目の前で脚をおっ広げて抜き差しして見せる。
そんなことをすれば嫌でも自分のモノも勃起し射精するわけで、それでいいのかな? と疑問に思う。
『ぁっ…ぁ…ぁぁ……っ…ぁ………』
相手は文治を跨いでその様子を眺めながらモノをしごいていた。
『ふぅぅ…ぅ……』
『もっと音を立てて出し入れしろっ。前もちゃんとしごいてヌメヌメにさせろよっ』
『はっ…はぃっ………。こっ……こうですかっ……?』
前もちゃんとしごいて見せて同時に後ろも抜き差しさせる。
相手は満足したように笑みを見せると文治に向けて射精してきたのだった。
文治はそれを全身で受け止めて精液まみれの胸を腹を指でなぞって見せた。

『射精して見せろ』
『はっ…はいっ……!』
言われるまでもなくもう限界が近づいてきていた。
文治は自慰を上から見つめられながら自分の手の中に射精して見せた。
手に出したモノも体に塗りたくるように言われて相手の精液と混ぜるように体に塗りたくった。
特に股間にはしっかりと塗るように言われて袋を持ち上げて相手に見せるように自分の精液を塗って見せた。
『汚らしい奴だなっ』
『ぇ…』
『お前みたいな雌豚がっ! いつでも脚を開きゃがるから悪いんだろうがっ!』
『すっ…みませ…………うっ…くっぅぅぅ………!』
モノをグリグリと踏み付けられて言葉が出なくなる。
文治はそれからひたすら謝ってケツに本物をいただくことに成功したのだった。



相手の名前は楽都(がくと)さま。
もちろん本当の名前は知らない。
長窓ひとつの小さな部屋でケツを叩かれモノをしゃぶらされ、受け入れるのが文治の仕事だからだ。

時間は一時間。
安全対策と言う名目上、カメラで監視されながらのご奉仕だ。
シャワーのある独房のような部屋で相手を受け入れる。
これは自分が背負った借金が返済されるまで繰り返される。
極端に酷い目には合わない代わりに、一日として休むことは許されない。
しかも一日に最低五人は受け入れないとコンスタントに返済額がクリア出来ない仕組みになっている。
文治は友達の作った借金返済のために自らの体を提供するはめになっていたのだった。
つまり自分の友達に嵌められたのだ。
甘ちゃんだったと言われるかもしれないが、それでも友達を信じたかったので保証人のところにサインした。
それがこの有り様だった。


「ぁっ…あ…ああっ………」
「根元を押さえろっ」
「はっ…はぃっ! ぐっ…ぅぅっ………!」
「一滴も漏らすなよっ?!」
「ぎょっ…御意っ……っ……! ぐぐぐっ……ぅ……!」
下から突き上げられて気が狂いそうになる。
それでも射精していいとは言われていない文治は勃起した自らのモノを握り潰す勢いで射精を抑えていた。
「跳びはねろっ! ズブズブ音をさせて見せろっ!」
「ぐぁっ…ぁっ! ぁっ! ぁっ! ぁっ! ぁぁっ……!」
「返事がないぞっ!」
「もっ…申し訳っ…! あっ…りませっ……んっ……んっ! んんっ!!」
先端から汁がトロトロと溢れ出してきているような気がする。
それでも相手を満足させるために必死になって上下運動をし、時には腰をくねらせて回してみせる。
グチュグチュと結合部から卑猥な音がして相手の口元を緩ませる。

もう…少しっ……!

「ぅっ…ぅっ…ぅぅぅっ……! ぅっ!」
「止まれっ!」
「はっ…はいっ! ふっ…ぅぅ…………………」
おとなしく止まると体の中にドクドクドクッと射精される。
それを体で感じながら「これで五人目……」とカウントしたのだが、最後の客はそれだけでは済まなかった。


最後の客・楽都はそれから文治を仰向けにさせると尻肉を開いて
自ら放ったモノが流れ出てくるのを間近で眺めると、それを潤いにまた突っ込んできた。
接触点がソコしかない営みは、ある意味エロティックでもある。
出し入れされるたびにクチュクチュと音をさせて粘ついた汁が溢れ出る。
相手の袋が尻に当たるたびに文治は官能の喘ぎ声をあげていたのだった。

「あああっ……! ぁ…! ぁっ……!」
「いやらしい奴めっ!」
「すっ…みませっ……」
「謝るくらいならさせるなっ!」
「すっ…みませっ……んっ! んんっ! んっ!」

何度も何度も罵られ、それでも突っ込んでもらえる喜びに震える。
最初は嫌で泣いていたくせに、今では生活の一部になってしまっている始末。
精液まみれの文治は本日最後のお客様・楽都さまの精液をたっぷりと体内に注入されて体をヒクつかせながら身を震わせたのだった。

「がっ…楽都っ…さまの……お汁をいただけて………、文治は……ぁっ……と……ても嬉しいですっ……っ……」
「どうせ誰にでも言ってるんだろ?! でもっ…いまだけは信じてやるよっ! 今度は縛って犯るからなっ!」
「ぁっ…は…はぃ………っ…ん………ん………」
これで終われると思っていた文治に楽都がまた延長を言ってきた。

「これは夜通し続くんだろうか…」と頭の片隅でそんなことを思う。

だけどそうすれば明日の午前中は寝ていられる。
文治は彼のモノを入れられながら「次には何をされるんだろう……」と考えていたのだった。
終わり

タイトル「返済文治」