タイトル「撮影なんかじゃ味わえない」

 一部では「ビッチ」などとも呼ばれている俺の名前は神納粋(かのう すい)・十八歳。
背丈は案外伸びてくれたので安心しているけど、体重はちょっと軽目の五十前半。
顔が今流行の誰かに似ているとかで、やたらにもてはやされるが、
その実それが何を生業としている人なのかが分からずにただただ困った笑いしか出来ないでいるのも事実だったりする。 
俺は何故「ビッチ」などと呼ばれるのかがそもそも分かっていない部分もあるんだけど、
俺を嫌いな奴が色々と裏工作をしてそういう噂を流してるんだろうと憶測してみる。
要は俺を妬んでいる、みたいな?



「ぁ、いいよ粋君。そのまま目伏せちゃって」
「うん………」
「ぁ、腰はガンガンに動かしていいからね」
「うん……」
 カフェのBGMみたいな曲が流れるハウススタジオで、俺は今人間そっくりな人形とセックスしている姿を撮られている。
 相手はハイティーンの女の子姿を象った精巧な人形。
口が半開きになっていて、いつでも男のソレを受け入れられるような造形をしている誘い口。
しっかりと固定された鬘は明るい茶色をしていて瞳もちょっとカラコンを入れたようなピンクがかった潤んだ感が半端ない、
いつでもどこもかしこも濡れてますって感じを漂わせてる人形だった。
 女の子ってこんな感じなのかな……と密かに思うけど、実際はもっと違うんだろうな…と思ってみる。

「んっ………は…ぁぁっ………くっ…」
「いいよ。その表情」
「ぅぅっ……んっ…………ん…」
 何も言わない女の子の人形に抜き差ししながら今、俺は後ろから男に挿入されてもいた。
ボコボコのついたゴムをつけている男のモノはニュルニュルしていたので簡単に俺の中へと入ってきた。
しっかりと根元まで入れられて乳首を嫌ってほど摘ままれてるとのけぞるしかない。
モノは人形に突っ込んだままだし、手も人形を抱き締めたまま、後ろから男に入れられて摘ままれて喘ぎ声を出す。
その姿をカメラが狙ってくるんだけど、俺はまだそれに慣れてなかった。

 優しくもない。無気質な感じっての?

 カメラを通して見られる感じに冷ややかさを感じてる。でもそれも回を重ねるたびに逆の気持ちが顔を見せてきてるのも事実だった。

 我慢っての? 耐えるっての? 

 そういうのにゾクゾクしてる俺はMなんだと思う。



 今も偽物の女の子に正常位で突っ込んだままいっしょくたに縄で縛られて尻を犯されてる。
双方男根になってるディルドを人形に含ませて俺も咥えるように言われて口に含む。
 リモコンでそれにスイッチが入れられると
尻に突き刺さったままでいた男のモノがまた動き出して体が木の葉のように揺れるから時折咥えたモノが喉の奥まで入り込んできて嗚咽が漏れる。

「グエッ…」とか「ごふっ…」とかもう食べたものが出てしまいそうになる声をあげるんだけど、それがまた喜ばれるからモノが膨れる。
俺は何度も人形の中で弾けていたので人形の股の間からは俺の精液がドロドロと溢れ出ていた。
ソコをズームされてグチュグチュと音を立てているのを「射精したのか小便なのか言え」と詰問されてた。
俺は必死になってくぐもった声で答えた。
「ふぇいえきれすっ……。ふぁせぃふぃまふぃした……。(精液です。射精しました)」
「女の中に出すなんて、なんて不誠実な奴なんだっ!」と咎められて許しを請わなければならなくなる。
 出す場所がソコしかないのに悪い子だと尻を叩かれて
乳首を攻め立てられ俺は下の口も上の口も塞がれたまま、また人形の中に射精して体を震わせた。



 一晩中こんな行為をして解放されたのはチュンチュンと雀が鳴き出した頃だった。
「お疲れさまでした」とカメラマンや監督が帰って行く中、一番疲れている俺はいつまでも床に横たわったままだった。
 その時はもう人形も離れていて後ろを突いていた男もいつの間にか帰っていて、
ポッカリと体に穴が空いているような感覚に陥っていた。

 ハウススタジオの使用時間は場所によって違う。
ここは回転率が悪いらしくて普段からせっつかれるようなことはなかった。
「体を洗ってください」と声をかけられたのを最後に俺は捨てられた人形のようにそのままにされた。

 次々と人がいなくなるスタジオでようやく体を起こしてトイレに行ったのは人も少なくなってからだった。
俺の足取りは極めて鈍く股の間からは精液が垂れていた。
 トイレと風呂が一室になっているこのハウススタジオは、あまり歩かなくて済むので好きだったりした。
 トボトボとトイレに入ると便座に座り込む。だけど相手がゴムをつけていたせいもあって何も出てきてくれるものはなかった。
 無意識にモノをしごいて惚けていると鍵をかけていなかったドアが突如としてガチャッ! と開けられた。

「ぁ………」
「……………」
 相手は照明の北さんだった。
 俺よりも随分と年上で、もしかしたら俺の父親くらいかな……と思ったりしたけど本当のところは知らないし分からない。
そいつがシコッてる俺を見てキュッと股間を押さえた。
俺はその姿を見て「もしかして、したいのかな……」なんていらぬ思考が働いてしまった。 
おもむろに姿勢を変えた俺はゆっくりとそいつに尻を突き出した。
「……」
「入れたいなら…入れていいよ……?」
 俺でイッて。
 そんな感じだったと思う。
 北さんは撮影時カメラのあっち側からそれほどの熱視線を浴びせていたのを俺はしっかりと感じていた。だからそんな行動を取ったんだと思う。
「いいのか?」とか「悪いな」とか言う言葉もなく、
北さんは普通に小便でもするかのように便座の前に立つととおもむろに俺の尻に直接生のモノを突っ込んできた。
「ぅ…ぁっ………」
「っ……」
「ぁぁぁ…………」
 ゴンゴンゴンッ! って。これ以上ないってくらい後ろから突き上げられる。
 紫になるんじゃないかってくらい腰を掴まれて勃起したモノを突き上げられる。
俺は最初こそ善がっていたけれど、こんなに乱暴にされると声も大きくなってしまっていた。
「あああっ……! んっ! んっ! んっ!」
「くそっ! このあばずれがっ!! ………ケツにモノ入れてもらってっ………こんなに善がりやがって! 汁垂らすんじゃねぇよっ!」
「ふっ! うううっ!!!」
「男のくせにっ! 尻が感じるのかっ?! えっ?!」
「ふっ! ううっ……ぅ……。は…はぃ………! 感じてますっ!! お……とこの汁がっ……ぁぁ………欲しくて欲しくて………!」
「そりゃッ………ゴム付けてちゃ入れてもらえないからなっ……!」
「はっ…はいっ……!」
「汁ッ………出して欲しいんだろッ?」
「は…はいっ!」
「じゃあ、しっかりおねだりしろよッ!」
「ぁ…………」
「…時間ねえぞ?!」
「はっ……はいっ」
「どぅしたッ!」
「ぅ…ぁ………ぁ…………。き…北さんの汁を…僕の中に………たっぷり注いでくださいっ!!」
「ふんっ……」
 鼻にかかった俺の甘え声に気を良くしたのか、北さんは生のまま突っ込んだモノの出し入れをより激しくすると鼻の穴を広げている感じだった。
 北さんの言う通り、あまり時間を置かずに中に精液が放出される。
「んっ…! んんっ……!」
「ぅ………ふっ……ぅ………!」
 三擦り半っての? ズリズリズリッって出し入れして精液を吐き出してしまうと、彼はすぐにモノを抜いて身支度をしだした。
俺は便器に抱き着いたまま崩れ落ちるみたいになってしまったんだけど、それがまた便所替わりにされたような気になってしまってゾクゾクきた。
「……帰れるか?」
「は…はぃ………」
 大丈夫です……と言ったと思う。
 本当は少し休まないとどうしようもないのが分かっていたのに、そう返事をしていた。
それをまともに受け止めた北さんは「早く帰れよ」とだけ言い残してトイレから出て行ってしまった。


「ぁぁぁ………………」
 俺は入れられた精液を味わうように指を入れて悦に入っていた。
ヒクヒクッて反応する尻の穴を味わっていたその時。
 ガチャッ!! とドアを開けてきた奴がいた。
「?!」
「……………」
 振り向くとそこには見知らぬ作業着の男がびっくりした顔でこっちを見ていた。
仰ぎ見る彼はイケメンで、実に俺の好みだった。俺よりも高身長でちょっぴり堀の深い鼻高ハーフ顔。
 きっと中に人がいるとか思ってもいなかったんだろうってのと、
まさかこんな恰好した奴が入っているとも思っていなかったんだろうってのは分かる。
分かるけど、それならそれでさっさと閉めてくれればいいのにっ。

「だっ…誰っ……?!」
「……ハウス…クリーニングです………」
「………」
「クリーニング……しますか?」
「は?」
「俺、あなたをクリーニング…出来ますよ?」
「え………っと………………」
 こいつは馬鹿なのかな…?
 そんな考えしか浮かばなかった。
俺は苦笑に次ぐ苦笑で相手を見つめたのだが、男は全然ひるまなかった。
それどころか一際大きく扉を開くと一歩踏み出してパタンと閉じてしまったのだった。


「ちょっ…!」
「して、欲しいですよね」
「………」
「俺、ここに仕事しに来てるんですよ」
「………」
 俺もだよっ。
 そう言いたいのを押さえて相手の出方を待った。
男は腕時計で時間を確認すると「五分で」と言ってきた。

「えっ?」
「五分で済ませますっ」
「って、俺了承してませんけどっ?!」
「じゃ、やめますか?」
「い……いや………」
「じゃあ、今から五分。お願いしますっ」
 ピッと腕時計のタイマーを押すと、作業着のジッパーに手をかけて上半身から下半身までを一気に足元に降ろした。
彼の着ていたのがツナギだったせいもあって彼はもうほとんど裸だった。
俺は最初から裸なんだけど、その勢いの良さにビックリして、その股間の勢いにもビックリした。
 彼はツナギの片足を脱ぎながら下着をずらしてモノを露にした。
ソレは細身のようであったがそうでもないようで、目の前でしごかれるとゴクリと生唾を飲み込む。
それと同時に入れていた指を引き抜かれソレを宛てがわれた。

「ぇ…いきなり……?」
「大丈夫でしょ? それに五分じゃそんなにゆっくりしたこと出来ないし」
 言いながら後ろから体を弄られて気をそらされると挿入された。

「ぁっ…! んっ………!」
「いい声。……それにいい体だ」
「くっ……ぅ………」
 大きいっ……のか太いのか。男のモノは奥に行けば行くほど圧迫感が増した。
「ぅぅぅっ………ぅ………」
 こういうの…知ってるっ…………。と言うか、聞いたことがあった。
 あまりいないらしいのだが、入り易くてダメージが大きい。
先は細いのだが根元にいくにつれて太くなる珍品を持つ男がたまにいるらしいとのこと。
 それがこれかっ………。と思いながらも突き上げが半端なくて声が大きくなってしまう。

「あっ…ぁ…ぁぁっ……」
「乳首。摘ままれるの好き?」
「うっ…んん………んっ………」
「後ろから挿れられるの好き?」
「うっ…うう……ん……」
「好き?」
「好きっ……。あんたのっ……凄くいいっ………」
「そう?」
「うん…っ………」
 北さんの潤いがあったからか、男のモノは出し入れが容易くなっていて、なおかつ気持ちイイときた。
 俺は後ろからガンガン攻められながら「どうしよう……」と弱気になってしまっていた。
だってそうだろ? 
凄く気持ちいいんだ…。
さっきの北さんとはまた違った感じって言えばいいのかな……。
 生身のモノで突かれて耳元でささやかれる行為は俺にとっては。
少なくとも今の俺にとっては最高に強烈な快感だったんだ。

「あっ…ぁ…ぁぁっ………んっ!」
「いい?」
「いいッ……! っ……ぁ…んっ……ん……!」
「じゃあ約束。以後いたずらに撮影されないこと」
「ぇ……?」
「以後俺だけのためにこの体を捧げること。快楽を俺の与えたモノだけで感じること。見せること」
「ぇ……? ぇ?」
「約束だよ?」
「あっ! ああっ……んっ! んっ! んんっ!」
 後ろから膝を抱え上げられて深く深く挿入されると「イエス」と言わされた。
「嬉しいなぁ」
「ぁぁぁ………」
 ぁ………………絶望………。
「以後、お前は俺のためだけに存在し、その意義を成す。OK?」

 言われてまた「イエス…」と項垂れた…………。
 つまり、俺は奴に負けたと言うこと。
 負けるのは時として「負け=敗北」ではなく「負け=主従」と言う結論。
 今、それが成立した……と言えるだろうな……。
 俺は奴のモノに翻弄されて「ないと駄目」とまでも思わされた……。
 奴の名は春日井。春日井誠(カスガイーマコト)と名乗った。
 俺はその春日井誠にズブズブと何度も何度も後ろから入れられて突き上げられて腰を振り喘いだ。
そして今から射精してもらえる、と言うところでタイマーが鳴った。


 ピピピピピッ………!
「ぁ…じゃあ、ここまで」
「ぇ…………」
 今までズブズブ出し入れされていたモノを勢いよく引き抜かれ、ポイッと放り出される。
「ぁ………」
 俺はそれが物足りなくて、どうしようもなくて、心細げな悔しげな顔で男を睨みつけた。

「あのさっ!」
 そっちだって射精してないんだから、もっとしたいだろ?! と続けて口にしようと思ったんだけど、
そこで「五分だから」と遮られそそくさと身支度されてしまった。

 俺はそれがちょっと許せなくて、ちょっとカチンッと来て、次には「じゃあ!」と声を荒げていた。
「じゃあさ、後で納得行く説明しろよっ!」と相手を引き留めてみる。
「……………」
「……」
 駄目なのか……? 駄目じゃないのかっ?! そう判断するかしないか……。
伺うように相手を見つめると、男はチラチラと腕の時計で時間を気にするばかりだった。
「…………ごめん。良ければ住所教えて。後で処理に行くから」
「ぇ……」
 処理?
 なんて言葉が悪いんだろう……。とは思うが、ここで怒らず住所を教えれば再び彼と会える。
それは確実だった。
俺はそこで頭をフル回転させると、住所じゃなくて端末の番号だけを教えて彼を見送った。




「ちぇっ………。結局中で出してくれないんじゃん………」とは思ったが、これで再び奴と会える。
これは次へと繋げるチャンスだとも思えた。
「どうしてくれようか………」
 深く深く深く。
 どうすればアイツを俺の物に出来るかを考える。
 温く温く温く。気が付かないほど温く。
 俺の沼の中に引き入れる。
 そして奥へ奥へ奥へ引き入れて味わって、しゃぶってしゃぶってしゃぶって、
ふやけるほどしゃぶって俺にしか反応出来ないほどにするにはどうしたらいいのかを考える。

「ふっ…………」
 それは簡単だった。
「要は俺が善がっているように見せつければいいだけの話」
 後は彼が自ら判断するだろうと思った。
善がっているんじゃなくて、善がっているように見せるのが肝心なんだけど……。それほど俺の執着は半端なかった。

「いいんじゃない?」
 ふふふっ…と笑みを作ると自然に出てしまう声に快感を感じる。
「もうすぐ………。もうすぐだね。ふっ……ははっ………!」
 俺はひとりきりになったトイレで高笑いをしてみる。
するとたちまち乳首が堅くなってくるのが分かる。そして秘所。
タラリ………と北さんの精液がトロトロと流れてきていた。
「ぁ……………」
 それがアイツのモノのように思えてしまうのは、乳首を弄ってもらえたりズブズブと直にモノを出し入れされたせいなのかと思ったりもしたけれども………。
 やっぱり直に彼に入れてもらえた感触が忘れられないっ……。

「あっ…ぁ…ぁぁっ……ぁっ………!」
 何とも言えないくらいか細い声を出しながら、俺は彼のモノがしっかりと根元まで入っては出されるのを想像して自らの指で補っていた。
そこに。

「……さんっ……。粋さんっ! 粋さん!」
 ドンドンドンッ! とトイレのドアを乱暴に叩かれた。
「………何っ!」
「皆さんもう全員帰っちゃってますよ?!」
「……分かってるよっ、そんなこと」
 って、お前誰だよっ!
 誰だか知らないほどの新入りスタッフにたしなめられ勃起したモノは一気に萎えた。

「このスタジオ。珍しく次のスケジュールが入ってるそうなんで、手っ取り早く支度しちゃってください」
「はいはいっ!」
「五分でお願いしますっ」
「五分っ……?!」
「お願いしますよっ?!」
「分かったって!」
 何度も退室の念押しをされて本当に萎えた。

「ちぇっ……」
 すっかり萎えてしまったモノと尻から出すものを出して身綺麗にすると裸のままトイレから出る。
するとそこには忙しそうに働くツナギ姿のハウスクリーニング数人がいて、その中にはあいつもいた。
けど、そこは見て見ぬふりだろう。

「粋さん、こっちです」
「………」
 たぶんさっきトイレの外でわめいただろう新人スタッフが手招きをしていた。
 手には俺の洋服が持たれているので確実にスタッフだけど、
でもやっぱり見たこともない奴でこんなのいたかな……と首を傾げながら近づく。
そして服を受け取ると身につけながら聞いてみた。

「いたっけ?」
「ぁ、事務所から来ました。スタジオの件で、終わったらさっさと引き上げて来るように言われたので」
「ふーん」
「はい。俺、バイトの横石健(ヨコイシーケン)と言います。よろしくお願いしますっ」
「はいはい」
 いつまで持つのか分からないバイト君におざなりの挨拶をする。
 腕時計を見ながら催促されるように身支度をするとそのまま玄関まで引っ張って行かれた。

「どうしてそんなにせかせるんだよ」と怪訝な顔で聞いてみたら
「もうすぐ次の撮影が入るんで」とささやかれた。

「どうして次の撮影があるくらいでそんなにせかせるんだよっ」
「それが次の撮影が一般ドラマらしくて、どうやら大物さんが出てるらしいんで」
「ああ。ホモホモの次じゃねって感じ?」
「たぶん臍を曲げられないから気を遣ってってことなんじゃないかと思うんですけどね」
「はいはい。だからわざわざハウスクリーニング?」
「じゃないですかね。俺、初めてなんでよく分からないんですけど」
「だね」
「はい。憶測です。すみません…」
「いいよ」

 それから事務所の車に乗り込むとハウススタジオを後にする。
俺は助手席で椅子を倒しながら目を瞑った。
「少し寝ていい?」
「ぁ、はい。じゃあちょっとゆっくり走ります」
「うん」
 返事をしながら考える。
 やっぱり仕事仲間はヤバかったかな……。
でもクリーニングの男はいい収穫だったな……。
目を綴じたまま俺はニンマリとしながら寝返りを打った。
「事務所着いたら起こして」
「分かりました」
終わり
タイトル「撮影なんかじゃ味わえない」
20160516