タイトル「裏庭の少年」


 来生諒太/キスギ-リョウタ は小学五年生。
人との差がそれほどあるわけでもない。だが、どこか浮世離れしていると言おうか……。
日本人らしい艶やかな黒髪に微笑むような可愛らしい顔立ちは、時々知らないおじさんから声をかけられて道を教えることが多かったような気がする。
人から見たらついつい目を向けてしまう。そんな人を引きつける魅力のある少年だった。
 リョウタは転勤族の父親について色々な土地を巡っていた。
新しく来たこの土地は随分な田舎で、山が多くて自然に満ちていたのだった。
山と川と田んぼと緑。そんなものしか目に入って来ないような土地。
今までビルばかりが目に入ってくる土地で育ってきたリョウタは、この緑に満ちた土地がすごく好きだった。それに空気もおいしい。
学校には同い年の生徒が極端に少なくて、それにはびっくりしたけれど先生はその分ちゃんと教えてくれるし楽しかった。
ただお手伝いさんもいない家はリョウタが帰って来ても誰もいなくて、家が広いだけに余計に寂しさが増す。
ポツンと放っておかれる。そんな感じ。
父親はそれでも頑張ってくれていて朝食はちゃんと取れたし、夕食にだって残業もそこそこに六時には食材片手に帰宅してくれていた。
ただ……学校から帰ってきて父親が帰ってくるまでの数時間。
この時間がとにかく寂しい。
煌々と照っている太陽が谷間に沈むこの時間にひとりでいるのが何故かとても寂しかったのだった。


 そんな中、知り合ったのが中学三年の篠島錬/シノジマ-レンだった。
レンは山に山菜採りに行くのにリョウタの家に面している場所からいつも山に出入りしていた。
何度も見かける彼に声をかけたのはリョウタからだった。
『どこ行くの? いつもどこ行ってるの?』
『…………教えて欲しい?』
『うんっ』
 レンはリョウタにとってなんだかキラキラして見えた。彼は地元育ちと言うこともあって山に生えている食材には長けていたし、いつどこが一番綺麗な景色かも知っていた。
ほんの数分でその日に食べる量をすぐに確保出来るくらい知識を持っているのに憧れもした。
『凄いね』
『そう?』
『うん、凄いッ…!』
『こんなの……普通だよ』
『普通じゃないよっ。凄いよっ! 僕、こんなの初めてだからっ……!』
 そんな風に彼らは親しくなり色々な話をするようにもなった。レンは優しくて頼れる存在でもあった。
それはまるで兄のような感じでもあったのだが、実はそれだけではなかったのだ。取っかかりはそれだったが、親しくなるにつれもっと相手のことが知りたくなった。それと言うのもリョウタは彼から未知なる快感を教えてもらったからだ。
 オシッコをするようにズボンのソコからモノを取り出すのではなく、下着ごとズボンを膝まで下ろし自然の中でしゃぶってもらう。

これを覚えてからはもう彼に夢中だった。

 母親がいないせいもあって昼間はひとりぼっち。そんなところに学校が終わると彼がやってくる。リョウタはそれが待ち遠しくて仕方なくて、自分も学校が終わるとすぐに家に帰って彼が来るのを待ちわびた。
「ごめんね、遅くなって」
「ううん」
 そんなことないよ、と言う瞳で彼を見上げる。
 歳の差もあって身長差は相当だった。大人と子供ほどもあるほどの身長差をものともせずに玄関で抱き合ったふたりは唇を重ねた。
「んっ……んん…………」
「リョウタは可愛いな……。ちんぽもメッチャ可愛いし」
「ぁ……やっ……んっ……」
 言いながらレンが股間を弄ってくる。揉み揉みと形を確かめるように触られて、それから今度は袋を確かめるうに彼の指が移動する。
「ああ……いいね……。リョウタのモノは……」
「ぅ……ぅぅ……ん…………」
「でも……こんなんじゃ寂しいな……」
「ぇ……?」
「こんな服の上からじゃ…………」
「じゃあ脱ぐっ! 脱ぐから触って?!」
「…………いいよ。でもここじゃない。いつものところで。ね?」
「……うんっ!」



 いつものところとは、裏庭だった。
庭に植えられた木と山にある自然の木々が自然に交わっていてどこからが山なのか、どこまでが庭なのかが分からないほど自然に満ちた裏庭だった。
「ここなら誰にも見られないよ?」
「うん」
「いい?」
「……いいよ」
 レンが確かめるように聞いてくるのにリョウタは笑顔で答えた。これは気持ちのいいことだから否定する理由もなかった。時には先にオシッコをしてからしゃぶってもらうこともあった。
「今日もオシッコする?」
「うん。モゾモゾする」
「じゃあ見ていてあげるから」
「うんっ」
 下着ごとズボンを膝まで下ろすと彼の見ている前で放尿する。彼の視線を感じながらするオシッコは格別なものがあった。
自分の汚れた臭いモノを口に含んでもらえる。それがリョウタには至福の喜びだった。
そしてオシッコではないドクドクするモノを飲んで貰えるのも嬉しさが倍増する行為だった。
「ああ……。よく飛ぶね。それにいい色だ……」
「そう?」
「うん」
 ほとんど酔いしれている表情の彼が高揚しながらそう口にする。オシッコが終わるとピッピッとモノを揺らして彼を見る。
レンはゆっくりと膝までおろした衣類を脱がすとリョウタを枯れ葉の上に寝かせた。
その時、リョウタの脚は余すところなくすべて見られるが如く開かれ、身をふたつに折られるような形になっていた。
「ぇ……?」
「今日はいつもより、もっといいこと教えてあげる」
「どんなこと? いつもよりいいことってあるの?」
「うん。きっと今まで体験したこともないような快感になるよ?」
「だったらしてっ! してみたいっ!」
「いいの? これは大人がすることだけど…………」
「いいっ! レンになら何されてもいいし、それ、経験してみたいっ!」
「…………いいよ。でも僕以外としちゃ駄目だよ? 約束出来る?」
「うんっ!」

 こうしてリョウタは前だけではなく後ろへの快感も彼に教えてもらうことになった。
レンのカバンに入れてあったベビーオイルを尻の穴に塗られながら指先を入れられる。
「苦しい?」
「ううん」
「だったらもう少し入れるね」
「うんっ」
 後ろに指を差し入れられながら、前も弄くられて小さなモノが勃起してプルプルしている。
後ろの指が一本から二本になり、しかもそれが随分奥まで入ってくるようになるとリョウタの体はしっかりと彼を受け入れる体制になっていたのだった。
「今度はね、僕のモノを舐めてみて」
「う……うん…………」
「大丈夫。いつも僕がリョウタにしてあげてるみたいにすればいいだけなんだから」
「うん……」
 少し不安だったけどレンに優しく言われるとしなくっちゃ……と言う気にさせられる。
リョウタは言われるままに下半身裸になったレンの勃起したモノに口を運んで、ソレを舌で転がしてみたり吸い付いてみたりした。
「ぁぁぁぁ……リョウタ…………」
 凄く気持ち良さそうな彼の声を聞きながら我慢出来ずに自分のモノもしごいてみせる。
「ぁぁ…………。リョウタはそんな下品なことも出来るようになったんだね…………」
「ぇ……?」
 下品…………?
 最初は分からなかったが、どうやら彼のモノをしゃぶっている間は自分のモノを弄るのは反則らしいと言うのを知った。
だからリョウタは自分のモノを握っていた手を彼の腰に回すと、ひたすら腰を振って見せた。
「おねだりかい? いいよ、枯れ葉の上に寝転んで。今度は自分で自分の脚をしっかりと開いて見せてね」
「……うんっ」
 言われるままに開脚のポーズを取ると、尻の穴に彼の勃起したモノを宛てがわれた。
「これから僕はリョウタの中に入っていくよ? でもそれはけして無謀なことなんかじゃなくて、大人なら誰でもしていることだ」
「ぇ……そう……なの……?」
「うん。男女じゃなくて同じようにちん○を持っている者同士は、こうするしか方法がないからね」
「そうなんだ…………」
「うん。……だから……ね?」
「うん……」
 それで了承だった。それからはズブズブと彼が入って来て、何がなんだか分からないままに射精して射精されて最高の快感を覚えた。
それからはもうやみつきで、庭の木に抱きつくように縛られて後ろから入れられたり、
四肢の自由を奪われるように紐で縛られて庭に放置されたりして興奮を覚えた。
時には放尿されたり、尻を鞭で叩かれたりして「お漏らし」したりもした。
 なんか……すごく気持ちいいんだけどっ…………!



 彼の教育によってリョウタは完全に開花していた。
全裸で縛られて放置されることに喜びを覚えたり、バイブでソコを攻められる喜びを得たり、相手を満足させるためにおしゃぶりの仕方も覚えた。
放尿やお漏らしも我慢出来るだけしたし、相手を受け入れたらしっかりと根本まで入れて味わえるように腰を上下左右・時には回したりして快感を覚えた。
クラスの皆はそろそろ下の毛が生えただ生えないだの話題にもなっていたのだが、
リョウタの体は着実に大人に近づいていくのに対して下の毛はすべて相手によって毟られてしまうためにいつも可愛らしいままだった。
ただ股間のモノは体同様しっかりと成長しているものだからミスマッチこの上ない。それがまた喜ばれた。
「ぁぁぁぁ……今日もリョウタの中はマグマのように熱くていいね……」
「ぅぅぅぅぅ………………」
 可愛らしい内は彼に入れられていたリョウタだったが、体が大人に近づいて来ると今度は彼の中に入るのも役目となっていた。

 リョウタが中二、レンが高三の時。
レンはリョウタを貪り、リョウタもレンを貪る対象となった年だった。
 可愛らしく成長したレンは逞しく成長したリョウタによって下から突き上げられて舌を出して喜んだ。
それを見て、どうしようもなくいたぶりたくて下からの突き上げの威力を強くする。
「あああっ……!!」
「くっ……! ううっ……!!」
「いいっ……!! ぁ…………ぁ……! もっと…………!!」
「ふっ……んっ…………!!」
 言われるままに下からの突き上げを多くすると善がったレンの声が増す。
リョウタは全裸で枯れ葉の上でレンの期待に答えながら腰を突き上げる。
「ぁぁぁぁぁ………………!!」
「くっ……! ぅ…………!」
今度は僕も……絶対してもらうんだからっ…………!
そう思ったリョウタなのだった。
タイトル「裏庭の少年」
20161103/1112/1116